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兵庫県加古川市

21鶴林寺太子堂

国宝国宝

文化庁の解説

鶴林寺太子堂 一棟

鶴林寺は聖徳太子の開基と伝える。太子堂については、大正七年の修理時に発見された屋根板の墨書(文面から建武元年(一三三四)に記されたものと考えられる)によれば、この堂は太子草創以後、天永三年(一一一二)に修理があったといい、様式上も平安時代後期とみられるから、この時建立されたものと考えられる。桁行、梁間とも三間、宝形造の母屋の前面に一間通りの庇をつけ、屋根を葺きおろしにした堂である。前面の庇は面取方柱、舟肘木をなし、母屋と繋虹梁で結ばれている。母屋は円柱、組物は大斗肘木で、内部は中央に四天柱を立てて内陣とし、来迎壁を設けて、仏壇を置き、外陣周囲の小壁には千体仏を描いている。なお天井は小組格天井を張っているが、もとは外陣が化粧屋根裏であって、四天柱上には旧組物を残している。総じて高さの低い立面、軽快な屋根など、形態は優美で、平安時代後期の仏堂の特徴をよく示している。

【引用文献】

『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)

出典:文化庁 国指定文化財等データベース(CC BY 4.0)

種別
国宝
時代
平安
分類
近世以前・寺院
所在地
兵庫県加古川市加古川町
最寄り駅
尾上の松駅から約1,160m(歩いて19分ほど)
指定・登録
1952年11月22日

最寄り駅までの距離は直線で、歩く時間はそこからの目安です。

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