文化庁の解説
愛珠幼稚園は明治13年に創立され,現在の園舎は,元大阪府技手の中村竹松が設計し,明治34年3月に竣工した。
園舎は,遊戯室棟,玄関棟,西保育室棟,北保育室棟,便所棟,東棟からなり,敷地周辺に高塀を廻し,また,遊戯室と保育室に面して園庭を設ける。遊戯室棟は,たちの高い木造平屋建で,屋根は入母屋造,桟瓦葺である。玄関棟には,車寄が付き,全体的に,和風で重厚な外観を呈している。
愛珠幼稚園園舎は,現存最古の幼稚園建築であり,遊戯室の大空間を洋小屋を用いてつくるなどの特色を有しており,建築史上および幼稚園史上,高い学術的価値が認められる。また,創建以来幼稚園園舎としてありつづけていることも高く評価される。
出典:文化庁 国指定文化財等データベース(CC BY 4.0)