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古い建物は、何時代のものがいくつ残っているか|飛鳥から昭和まで、時代ごとの文化財建造物の数

国宝・重要文化財・登録有形文化財の建物を、建てられた時代ごとに数えました。室町時代より前の建物は全国で350件ほどで、いちばん古い飛鳥・奈良時代の建物は、1件を除いてすべて奈良県にあります。時代ごとの数と、飛鳥・奈良時代の建物の一覧をまとめました。

2026.10.25 まち巡りマップ

平安時代や鎌倉時代に建てられた建物は、いまどれくらい残っているのでしょうか。

このサイトに収録している17,267件の文化財建造物を、建てられた時代ごとに数えました。時代は、文化庁の国指定文化財等データベースの「時代」の欄(「鎌倉後期」「江戸中期」など)を、大きな区分にまとめたものです。

時代ごとの件数

時代国宝重要文化財登録有形文化財合計
飛鳥5005
奈良203023
平安2224046
鎌倉622140276
室町385990637
桃山372150252
江戸488492,6273,524
明治52864,5824,873
大正0832,9413,024
昭和0864,5214,607

時代の名前を押すと、その時代の建物を地図と一覧で見られます。

室町時代より前の建物は350件

飛鳥時代から鎌倉時代までの建物は、合わせて350件です。国宝と重要文化財の建物は全部で2,596件あるので、その1割あまりにあたります。

古い時代の建物ほど、国宝の割合が高くなっています。飛鳥時代の5件はすべて国宝で、奈良時代も23件のうち20件が国宝です。平安時代は46件のうち22件でおよそ半分、鎌倉時代は276件のうち62件で2割ほどです。

登録有形文化財は、江戸時代から

登録有形文化財は、すべて江戸時代以降の建物です。明治・大正・昭和の建物は、ほとんどが登録有形文化財です。

登録の制度は、近代の建物などを幅広く残すために、1996年に始まりました。詳しくは「登録有形文化財とは」にまとめています。

飛鳥・奈良時代の建物

いちばん古い飛鳥時代と奈良時代の建物は、28件です。滋賀県の石塔寺三重塔を除いて、すべて奈良県にあります。

名前種別所在地時代
法起寺三重塔国宝奈良県生駒郡斑鳩町飛鳥
法隆寺中門国宝奈良県生駒郡斑鳩町飛鳥
法隆寺五重塔国宝奈良県生駒郡斑鳩町飛鳥
法隆寺廻廊国宝奈良県生駒郡斑鳩町飛鳥
法隆寺金堂国宝奈良県生駒郡斑鳩町飛鳥
石塔寺三重塔重文滋賀県東近江市奈良
元興寺極楽坊五重小塔国宝奈良県奈良市奈良
唐招提寺宝蔵国宝奈良県奈良市奈良
唐招提寺経蔵国宝奈良県奈良市奈良
唐招提寺講堂国宝奈良県奈良市奈良
唐招提寺金堂国宝奈良県奈良市奈良
手向山神社宝庫重文奈良県奈良市奈良
新薬師寺本堂国宝奈良県奈良市奈良
東大寺本坊経庫国宝奈良県奈良市奈良
東大寺法華堂国宝奈良県奈良市奈良
東大寺転害門国宝奈良県奈良市奈良
榮山寺八角堂国宝奈良県五條市奈良
正倉院正倉国宝奈良県奈良市奈良
法隆寺東大門国宝奈良県生駒郡斑鳩町奈良
法隆寺東室国宝奈良県生駒郡斑鳩町奈良
法隆寺東院伝法堂国宝奈良県生駒郡斑鳩町奈良
法隆寺東院夢殿国宝奈良県生駒郡斑鳩町奈良
法隆寺経蔵国宝奈良県生駒郡斑鳩町奈良
法隆寺食堂及び細殿国宝奈良県生駒郡斑鳩町奈良
海竜王寺五重小塔国宝奈良県奈良市奈良
海竜王寺西金堂重文奈良県奈良市奈良
當麻寺東塔国宝奈良県葛城市奈良
薬師寺東塔国宝奈良県奈良市奈良

文化庁の解説では、法隆寺五重塔を「最古の木造塔」、法起寺三重塔を「わが国に現存する最古の三重塔」としています。

塔については「国宝・重要文化財の五重塔 一覧」で詳しく紹介しています。

数え方について

  • 件数は、このサイトの収録データで数えたものです。文化庁の国指定文化財等データベースの区切りで建物を収録しているため、文化庁が公表している件数とは一致しないことがあります。
  • 複数の建物をまとめて1件にしているものは、そのうち1つの時代で数えています。
  • 建て直された建物は、建て直された時代で数えています。たとえば教王護国寺(東寺)の五重塔は、江戸時代に再建された塔なので、江戸時代に入ります。

出典

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