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文化財建造物が多い市区町村はどこか|全国の上位20を集計した

国宝・重要文化財・登録有形文化財の建物は、どの市区町村に多いのか。このサイトの収録データで集計しました。1位は京都市ですが、上位には人口の少ない町も入ります。その理由を、建物の集まり方から読み解きます。

2026.10.12 まち巡りマップ

文化財の建物が多い町といえば、京都や奈良が思い浮かびます。では、3位より下はどこでしょうか。

このサイトに収録している17,267件の文化財建造物(国宝・重要文化財・登録有形文化財)を、市区町村ごとに数えました。

上位20の市区町村

順位市区町村合計国宝重要文化財登録有形文化財
1京都府京都市70744171492
2大阪府大阪市261121239
3奈良県奈良市2293174124
4滋賀県大津市1961054132
5愛知県犬山市168213153
6長野県長野市15017142
7石川県金沢市140013127
8群馬県桐生市13704133
9新潟県新潟市13505130
10愛知県名古屋市133015118
11兵庫県神戸市132122109
12香川県高松市126010116
13広島県東広島市11903116
14兵庫県豊岡市11206106
15滋賀県東近江市11101299
16兵庫県姫路市11151690
17和歌山県和歌山市10901495
18香川県小豆郡10801107
19岡山県岡山市10211091
20高知県安芸郡10202100

件数は、建物1棟を1件として数えています。ひとつの屋敷で主屋・蔵・門がそれぞれ登録されていれば3件です。郡部は、郡をひとまとまりとして数えています。

京都市が突出している

1位の京都市は707件で、2位の大阪市の2.7倍あります。国宝も44件と、全国の市区町村でいちばん多くなりました。国宝だけを見ると、2位は奈良市の31件です。

上位には、大都市ではない町が入る

意外なのは、4位から下です。大津市、犬山市、長野市、金沢市、桐生市と続き、政令指定都市ではない市が上位に並びます。

理由を知るために、それぞれの市で建物がどの町に集まっているかを見ました。

市区町村いちばん多い町その町の件数
大津市(196件)坂本本町58件
長野市(150件)松代町松代45件
東広島市(119件)西条本町50件
桜川市(101件)真壁町真壁50件

どの市も、ひとつの町に数十件がまとまっています。市全体に散らばっているのではなく、限られた範囲に集中していることが分かります。

犬山市は事情が少し違います。168件のうち少なくとも57件は、名前か所在地に「明治村」を含みます。各地から移された建物を集めた博物館があることで、件数が増えています。

件数が多い町は、歩いて巡りやすい

全国には、文化財の建物がある市区町村(郡を含む)が989あります。そのうち上位10の市区町村だけで、全体の13%を占めています。

上位の市の多くは、狭い範囲に建物が集まっています。歩いて巡るうえでは、市全体の件数だけでなく、ひとつの町にどれだけまとまっているかも手がかりになります。

このサイトでは、市区町村ごとに、町別の件数と地図を載せています。

集計について

  • 対象は、このサイトに収録している国宝・重要文化財・登録有形文化財の建造物です(2026年10月時点の収録データ)。もとになっているのは、文化庁の国指定文化財等データベースです。
  • 都道府県や市区町村が独自に指定した文化財は含みません。
  • 文化財の区分については、登録有形文化財とはにまとめています。

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