文化庁の解説
食堂は、法会が行われるさい、その儀式の一部として多数の僧侶が会食する場である。現食堂は『資財帳』中の政屋の一棟を平安時代の初めごろ改造転用したものとみられる。
幾時期かの部材がまじってはいるが、その骨格は当初のままとみてよく、肘木の曲線、円形断面の桁・棟木、二重虹梁などに天平様式の特色がよくあらわれている。
途中で使用目的が変更された建物ではあるが、細殿とともに今はあまりみることのできない双堂の伝統を伝えるものとして、はなはだ貴重な遺構である。
出典:文化庁 国指定文化財等データベース(CC BY 4.0)