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京都府京都市伏見区

19醍醐寺清滝宮拝殿

国宝国宝

文化庁の解説

醍醐寺清滝宮拝殿 一棟

醍醐寺は山上、山下の二伽藍に分かれているので、その鎮守である清滝宮も山の上下にある。上醍醐の清滝宮は寛治三年(一〇八九)の勧請といわれ、拝殿ははじめ三間三面の規模であったが、応永十七年(一四一〇)正月二十七日焼失したので、永享十一年(一四三九)に本殿が再建され、その五年前の永享六年(一四三四)に拝殿の立柱が行われた。これが現存の拝殿である。

桁行七間、梁間三間の大規模な拝殿であって、急な崖に依っているため、正面の床下を長くして、いわゆる懸造とし、特徴のある姿を示している。入口には、三間の向拝を付している。面取りの角柱に舟肘木をのせ、小舞裏の軽快な軒を受ける。柱間には蔀戸を吊っている。これらの手法は住宅風で、寝殿造の手法を伝えているとみられる。向拝は軒の唐破風や蟇股で飾っているが、ここには室町時代初期の様式がみられる。この拝殿は室町時代拝殿の重要な遺構である。

【引用文献】

『国宝辞典(四)』(便利堂 二〇一九年)

出典:文化庁 国指定文化財等データベース(CC BY 4.0)

種別
国宝
時代
室町
分類
近世以前・神社
所在地
京都府京都市伏見区醍醐醍醐山
最寄り駅
醍醐駅から約2,550m(歩いて42分ほど)
指定・登録
1954年3月20日

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