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国宝・重要文化財の五重塔 一覧|全国28基の場所と時代
国宝・重要文化財に指定されている五重塔は全国に28基あり、そのうち9基が国宝です。いちばん古い法隆寺五重塔から、江戸時代の塔まで、場所と時代を一覧にしました。文化庁の解説から、最古の塔やいちばん高い塔も紹介します。
2026.11.01 まち巡りマップ
国宝や重要文化財になっている五重塔は、どこにあるのでしょうか。
このサイトに収録している文化財建造物のうち、名前に「五重塔」と付く国宝・重要文化財は28基です。国宝が9基、重要文化財が19基で、16の都府県にあります。いちばん多いのは京都府の5基で、滋賀県の4基、奈良県の3基が続きます。
五重塔の一覧
文化庁のデータで、建物の分類が「寺院」になっている20基です。時代の古い順に並べました。名前を押すと、場所の地図と文化庁の解説を見られます。
| 名前 | 種別 | 所在地 | 時代 |
|---|---|---|---|
| 法隆寺五重塔 | 国宝 | 奈良県生駒郡斑鳩町 | 飛鳥 |
| 醍醐寺五重塔 | 国宝 | 京都府京都市伏見区 | 平安 |
| 室生寺五重塔 | 国宝 | 奈良県宇陀市 | 平安 |
| 海住山寺五重塔 | 国宝 | 京都府木津川市 | 鎌倉 |
| 羽黒山五重塔 | 国宝 | 山形県鶴岡市 | 室町 |
| 法観寺五重塔(八坂塔) | 重文 | 京都府京都市東山区 | 室町 |
| 興福寺五重塔 | 国宝 | 奈良県奈良市 | 室町 |
| 厳島神社五重塔 | 重文 | 広島県廿日市市 | 室町 |
| 明王院五重塔 | 国宝 | 広島県福山市 | 室町 |
| 瑠璃光寺五重塔 | 国宝 | 山口県山口市 | 室町 |
| 本門寺五重塔 | 重文 | 東京都大田区 | 桃山 |
| 最勝院五重塔 | 重文 | 青森県弘前市 | 江戸 |
| 法華経寺五重塔 | 重文 | 千葉県市川市 | 江戸 |
| 旧寛永寺五重塔 | 重文 | 東京都台東区 | 江戸 |
| 妙宣寺五重塔 | 重文 | 新潟県佐渡市 | 江戸 |
| 妙成寺五重塔 | 重文 | 石川県羽咋市 | 江戸 |
| 大石寺五重塔 | 重文 | 静岡県富士宮市 | 江戸 |
| 興正寺五重塔 | 重文 | 愛知県名古屋市昭和区 | 江戸 |
| 教王護国寺五重塔 | 国宝 | 京都府京都市南区 | 江戸 |
| 備中国分寺五重塔 | 重文 | 岡山県総社市 | 江戸 |
文化庁の解説から
いちばん古い塔 法隆寺五重塔(奈良県斑鳩町)
文化庁の解説は、法隆寺五重塔を「最古の木造塔」としています。金堂に続いて7世紀末に建てられたと考えられ、金堂などとともに飛鳥時代の様式を色濃く伝える塔です。
いちばん高い塔 教王護国寺五重塔(京都市南区)
教王護国寺(東寺)の五重塔は、総高が54.8メートルあります。文化庁の解説では「現存する木造塔として国内最高」とされています。江戸時代に幕府によって再建された塔です。
平安時代の塔 醍醐寺五重塔と室生寺五重塔
平安時代の五重塔は、京都市伏見区の醍醐寺と、奈良県宇陀市の室生寺の2基です。醍醐寺五重塔は、天暦6年(952年)に完成しました。室生寺五重塔は高さ15メートルあまりの小さな塔で、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根をもっています。
室町時代の塔 羽黒山・明王院・瑠璃光寺
山形県鶴岡市の羽黒山五重塔は、1372年ごろに建てられました。文化庁の解説では、広島県福山市の明王院五重塔とならんで、室町時代の五重塔を代表するものとされています。山口市の瑠璃光寺五重塔は、解体修理のときに見つかった墨書から、1442年の建物であることがわかっています。
分類が「その他」の五重塔
文化庁のデータで、建物の分類が「その他」になっている五重塔が8基あります。この中には、石で造った塔も含まれています。たとえば石川県穴水町の明泉寺五重塔は、文化庁の解説で、総高さ約6.68メートルの石造五重塔と紹介されています。
| 名前 | 種別 | 所在地 | 時代 |
|---|---|---|---|
| 五重塔 | 重文 | 滋賀県近江八幡市 | 鎌倉 |
| 宝厳寺五重塔 | 重文 | 滋賀県長浜市 | 鎌倉 |
| 最明寺五重塔 | 重文 | 滋賀県守山市 | 鎌倉 |
| 東門院五重塔 | 重文 | 滋賀県守山市 | 鎌倉 |
| 金輪寺五重塔 | 重文 | 京都府亀岡市 | 鎌倉 |
| 明泉寺五重塔 | 重文 | 石川県鳳珠郡穴水町 | 室町 |
| 風浪神社五重塔 | 重文 | 福岡県大川市 | 室町 |
| 田原家五重塔 | 重文 | 大分県杵築市 | 室町 |
数え方について
- 名前に「五重塔」と付く国宝・重要文化財を数えました。名前が「五重小塔」のもの(元興寺極楽坊五重小塔、海竜王寺五重小塔)は入れていません。
- 件数は、このサイトの収録データで数えたものです。文化庁が公表している件数とは、数え方が一致しないことがあります。
- 時代は、文化庁のデータの「時代」の欄をもとにしています。
時代ごとの建物の数は「古い建物は、何時代のものがいくつ残っているか」にまとめています。
出典
- 文化庁「国指定文化財等データベース」